Greek寮フラタニティは、特定の価値観に基づいて結束しメンバー間に強い忠誠心が芽生えるような社交活動を行い、メンバー間の「兄弟姉妹」的な絆を強めます。そして、例えば次のような特徴を持っています。
メンバー選びの厳しさ:
新メンバーの選抜(リクルートメント、「ラッシュ」)は厳格で、価値観、外見、社会的スキル、時には経済的背景や人種に基づいて選ばれることがあります。この過程は、フラタニティが自分たちの「ブランド」やイメージを維持するためです。大学やフラタニティにもよりますが、排他的になる点が批判されることもあります。
強い帰属意識:
各フラタニティは独自のギリシャ文字(例: ΣΦΕ、ΚΑ)や伝統、シンボル、秘密の儀式を持ち、メンバーはこれらを通じて強い帰属意識を持つようになります。入会儀式や誓約期間(pledging)を通じて、メンバーは組織への忠誠を誓い、結束を強化します。
フレッシュマン(大学一年生)の次男は只今誓約期間(pledging)にありますが、毎週月曜日の晩にフレッシュマン勉強会、毎週金曜日の晩に全体ミーティング、毎週金曜日にギリシャ文字入りフラタニティTシャツの着用、小さなフラタニティバッジの毎日着用、週に3〜4回先輩と食事をする(1対1で先輩の奢り)、キャンピングに行きその場で話し合い、フラタニティの歴史や理念・メンバー構成等に関する筆記試験及び口述試験、フレッシュマン全員でのダンス等々でかなりの時間を費やされております。意外と本人達は楽しいのかもしれません(?)が、正直側から聞いていると余りにも面倒且つ大変そうです。
アルコール中心の文化:
パーティーやフォーマルイベント(ダンス、チャリティーガラ)を頻繁に開催するフラタニティもありますが、パーティーはお酒を飲むことが中心になりがちです。中には大量に飲ませるといったヘイジング(新入生に対する歓迎の儀式と称した一種の「いじめ」「いびり」「しごき」)が社会的問題と取り沙汰されることもあります。
次男の大学ではこのようなパーティーカルチャーがあまりないようです。ヘイジングも厳しく禁止されているそうです。大学によってパーティーカルチャーはかなり異なるので、フラタニティ入寮を考える際にはお気をつけ下さい。
競争を重視する文化:
フラタニティの「競争を重視する」という側面は、メンバー間や他のフラタニティとの競争を通じて地位や名声を高めることが意図されています。
他のフラタニティとの競争: キャンパス内でフラタニティ同士は「最高の集団」を目指して競います。たとえば、グリーク・ウィーク(Greek Week)と呼ばれるイベントでは、フラタニティやソロリティがスポーツ、ダンス、クイズなどで競い合い、キャンパス内での優越性を競います。
先日次男のフラタニティは先月ダンス・コンテストで学内一位になったそうです(ビデオを観せてもらいましたが、大学生にありがちな少々マスキュラリティーを強調しながらセクシーさをアピールするようなグループダンスで苦笑しました)。
社会的地位の追求: フラタニティはキャンパス内での「人気」や「影響力」を競う傾向があります。
内部での競争: フラタニティ内部でも、リーダーシップのポジション(会長、財務担当など)を巡る競争があります。これらの役職は、将来のキャリアに有利とされ、メンバーは積極的に立候補します。
スポーツとフィジカルな競争: フラタニティは、体育会のスポーツやイントラムラルスポーツ(キャンパス内の学生スポーツリーグ)での活躍を評価します。
以上は男性の寮フラタニティにみられる特徴例でしたが、それに対し、女性の寮ソロリティでは、情緒的支援や姉妹愛、フィランソロピー(慈善活動)を中心に据え、競争よりも協調性を重視し、ファッションやイベントの美しさ(募集週間に行われる彼女達の素敵なグループ・パフォーマンスがSNS上でも有名)に焦点が当たります。


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