長男のハワイ私立小学校(キンダーガーテン)受験の数ヶ月間を振り返ると、「よく頑張った!」という思いと、「ごめんね」という思いで少し涙が出てきそうになります。今更反省しても遅いですが、思い出す度に心が痛いので大人になった長男に何度か謝っております、一応。
日本では普通の幼稚園に通っていて全く英語を知らなかった4歳10ヶ月の長男は、6月にハワイに移住し、4ヶ月後の10月から受験を開始しなくてはなりませんでした。ESL(English as Second Language)プログラム(英語が第二外国語である生徒対象のプログラム)がある学校であれば、個別試験については日本語サポートを受けながら臨むことが出来ます。しかし、グループ試験となると現地の子供達に混ざって同じように英語で指示を聞きながら行動・理解力テストを受けなくてはなりません。たった4ヶ月でグループ試験に合格出来るレベルの英語力を身につけさせるのは、かなり大変な無謀とも言える挑戦でした。
先ず、長男は幼稚園に通い始め、英語は出来なくとも遊びを通じて沢山のお友達を作れたことにより英語の環境に慣れていってくれました。流石無邪気な子供です。又、偶々長男はハワイの登園すると裸足になって遊ぶというのびのびとした幼稚園カルチャーに合っていたようでした。東京都港区で通っていた由緒ある幼稚園では心配するぐらいおとなし目に見えた長男ですが、ハワイの幼稚園では水を得た魚のように元気良く走り回りリーダーシップを発揮しておりました(先生談)。
帰宅後はスパルタ教育の時間です。基礎の基礎であるアルファベットを覚えさせ、大文字、小文字も書けるようにさせなくてはなりません。数えも、簡単な日常会話も英語で出来るようにさせなくてはなりません。4歳10ヶ月の長男は、塾に通い始め、家に家庭教師に来て貰うようになりました。
しかし、一週間に数時間だけの塾や家庭教師だけでは間に合いません。私も下手な英語で話しかけ、車での移動時には英語CDをかけ、家では子供達に英語のディズニーDVDを観せ、毎晩英語で何冊か絵本を読み聞かせ、とにかく英語が耳に入り続ける環境を作りました。
小さな長男が一生懸命「受験」という意味を理解し勉強を頑張っていたのですから、親としてはとにかくひたすら励まして温かくサポートし続けてあげることが大切なのだと分かります。しかし、私は、大学からの宿題をこなさなくてはならない状況下、長男と次男の車での送迎(暫く場所が反対方向でした)、オムツを履いた小さな次男の面倒、洗濯、掃除、食事作りに追われ、不慣れな受験準備(志望理由等の願書記入、推薦状等必要書類の準備等)に時に疲れ、イライラしてしまうことがありました。
長男の物覚えが悪い時に、「何度言えば分かるの?お箸を持つ手が右、right!って言ったでしょ?ママこれ何回言った?もういい加減にして!もう受験辞める?そして日本に帰る?」とプレッシャーやストレスをぶつけるかのように怒鳴ってしまったのです。この「お箸を持つ手が右、right!」と何度か怒鳴った自分の姿を今でもはっきり思い出せてしまいます。忘れられません、、、。
そして、その度に、泣きながら「いやだ。ハワイの学校『全部』受ける!帰りたくない!」と小さな5歳になったばかりの長男がはっきりと自分の意志を表し言い返してきた姿を思いだすと、、、いつも涙が出そうになってしまいます。
本当にごめんね。あの時頑張ってくれてありがとう。
あなたのお陰で、家族皆んなの「今」があります。本当にありがとう。


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